仕事の立ち位置

      トゥルーコストというドキュメント上映を見て、語る会に参加しました。https://www.facebook.com/events/1098162660216167/ ファストファッションを事例に企業倫理を強く問うものですが、自分は以前にも、ジーンズが安くできるからくりや、毒性の強い薬品を使う工程を含んだ衣装染めの実態のドキュメントを通して共通のテーマ絡みでの問題を一考したことがありました。本日は、消費欲望の果てに繰り広げられる合理化優先と搾取、それが転じての環境破壊、労働疎外、、、。モラル欠如による悪の権化です。健全性の欠如したビジネスモデルは世の中にたくさん存在しますが、それをなんとか改善しようという活動も生じます。フェアトレードビジネスもその一つでしょう。自分の携わる知財の仕事は、産業立法下で産業発展に寄与するためのビジネスモデル支援が主です。今回あらためて感じたのは、知財も健全性というファクターが必要であり、企業もその意識を持って技術を発展させることがとても重要であるということでした。儲け主義一辺倒の健全性を欠く知財は不要です。エネルギー問題もしかり。環境問題を考慮した技術は自分が一番応援したくなる知財領域です。